健康第一    (イノとシカマルの場合)



「で・・・イノ 俺にこれを呑めと」


シカマルは静かにコップを持ってイノに問いかける

「うん」

(かわいいじゃねえか・いや ちょっと待てよ 俺)

シカマル 愛の暴走一時停止

「イノ 一つ いいか?」
「なによ はやく 呑まないの?」
「お前 これ 味見したか?」

沈黙・・・・

「シカマル・・ 私のこと愛してるんでしょ」

「! もちろん!」

「じゃあ そんなこと どうでも良いことよ! どばっ と潔く呑みなさいよ!」

(味見してないな こいつ!?)

それはまるで 腐った泥沼のような色をしていた。

『げろんぱ  ゲロンパ』

(ええ! なにこれ 今これ鳴かなかったか!?)

「シカマル あんたの愛は偽りだったのね!うう 私 弄ばれたんだわ!」

ハンカチを取り出してイノは泣き崩れた

「わかった 呑むぜ お前の為に」


(めんどくせえ! もうあとはどうにでもなれ!)

ゴクリッ

ゴクゴク

(イノ お前の愛 受け取ったぜ・・・・・)

バタン

その日 英雄は 天に昇った

イノはシカマルを見て言った

「やっぱり まずかったのね こうゆう時シカマルって頼りになるわ 」

 と・・・ 鬼である